人間科学部

SDGsへの取り組み

誰一人取り残さず、続く地球を目指して進む

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SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、2015年9月に国連で採択された国際社会共通の目標です。2030年までに達成すべき17の目標が掲げられています。

環境・バイオサイエンス学科の取り組み

SDGsリーダーを育成

SDGsは2030年まで続く地球規模の取り組みです。

なんだか遠い世界の話のように思えますが、学校でも家庭でも私たちの行動を少し見直すことが、目標達成の第一歩となります。

「SDGsの目標を達成するために、自分も何かしたい!」と考えている人も多いと思います。

私たちの学科では、SDGsの達成のための課題やその解決策を自分で考え、周りの人と協力しながら、目標達成に向けたアクションを起こすことができる「SDGsリーダー」を育てます。

SDGsについて専門的・体系的に学べる講義・実習

SDGsの17の目標の中で、日本の取り組みが遅れているものが、目標12「つくる責任 つかう責任」から目標15「陸の豊かさも守ろう」までの生物圏を取り巻く目標です。 
  
本学科では、「食と健康」「人間活動と生態系」「科学教育」の3領域の学びをとおして、生物圏におけるSDGsを専門的に学ぶ科目群を設けています。詳しくは 「ゼミで取り組むことのできるSDGs」をご覧ください。

生物圏以外のSDGsの目標に関しても、他学科で開講されている様々な講義(ジェンダー学、人権論、国際関係論など)をとおして分野横断的に学ぶことができます。

卒業研究・特色プログラムの中でSDGsの学びを実践

4年生ではSDGsの学びの集大成として卒業研究を行います。自然科学的な研究をとおして目標達成に貢献するだけでなく、社会科学的なプロジェクト活動を通じてSDGsアクションを実践します。詳しくは「ゼミで取り組むことができるSDGs」をご覧ください。

SDGs活動の場は大学内にとどまりません。特色プログラム「地域創りリーダー養成プログラム」をとおして、自治体やNPO、さらには企業と協力し、地域社会が抱える環境問題や防災、商店街の活性化、子育て、高齢者福祉などの課題解決を目指します。詳しくはこちらをご覧ください。

終わりに

「SDGsを学んで環境評価の仕事がしたい」「SDGsを学んで食品ロス削減商品を開発したい」「SDGsを教えることのできる理科教員になりたい」など、みなさんは様々な将来の目標をもっていると思います。本学科は今後もSDGsの目標達成のための教育や研究を進めていきます。本学科での学びをとおして、ぜひ一緒に地球と自分の未来を拓いていきましょう!

 


佐藤友亮 教授

ターゲット
 「女性の健康」に関するライフサイエンス研究・教育の推進
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卒業研究として取り組むことができるテーマ
月経困難症の女性の増加という課題を解決するために、月経にともなう心身の負担について、特に「ストレス負荷」や「ストレス耐性」の点から調査・研究を行う。そして、社会における「女性の健康」への理解を促す。

佐藤先生の研究を詳しく見る
 

張野宏也 教授

ターゲット
 河川水の河川水の浄化、河川域の水質調査など
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卒業研究として取り組むことができるテーマ
廃棄材を炭にして水の浄化材を開発するなど、河川水を浄化する具体的な手法を開発する。また、河川の汚染物質の調査を行い、汚染の現状や汚染源を把握し、河川水から作られる水道水の水質の向上を目指す。

張野先生の研究を詳しく見る
 

三宅志穂 教授

ターゲット
 街中や郊外に存在するグリーンインフラの教育資源的価値の検証など
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​​​​​卒業研究として取り組むことができるテーマ
街中や郊外にあるグリーンインフラ(自然環境)の教育資源としての価値を検証するために、自然への興味・関心を育む『遊びと学び』の体験活動プログラム事例について、子供を対象としたものから大人を対象としたものまで、年齢層ごとに幅広く実地調査を行う。そして、より効果的な体験活動プログラムを開発する。

三宅先生の研究を詳しく見る
 

横田弘文 教授

ターゲット
 化学物質の環境への悪影響を最小化
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卒業研究として取り組むことができるテーマ
マイクロプラスチックや医薬品の環境生物に対する影響を調査し、より影響の大きい化学物質の放出を規制する。さらにはより環境影響の少ない化学物質の開発に貢献する。

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中川徹夫 教授

ターゲット
 ペットボトルのキャップの再利用と実験廃棄物量の削減
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卒業研究として取り組むことができるテーマ
科学実験において、ペットボトルのキャップを使用したマイクロスケール実験の手法を導入する。そして、廃プラスチックであるペットボトルのキャップの再利用および実験廃棄物量の削減に貢献する。

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高岡素子 教授

ターゲット
 食品ロスの削減
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卒業研究として取り組むことができるテーマ
生産者レベルで廃棄される野菜を利用して、健康に有益なスープの開発、販売する。
廃棄されるものを利用して、健康維持に役立てたい。

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野嵜玲児 教授

ターゲット
 持続可能な都市生態系の保全
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卒業研究として取り組むことができるテーマ
都市に残された神戸女学院大学のキャンパス内の森の生態系を調査し、その基盤となる植生のみならず、野鳥や昆虫、菌類などあらゆる栄養段階の生物間相互作用を包括的に理解し、その保全に貢献する。

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髙橋大輔 教授

ターゲット
 陸域生態系、内陸淡水生態系の保全
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卒業研究として取り組むことができるテーマ
里山の生物多様性を保全するために、森や川、湖沼にすむ生物が好む生息環境や生物同士の関係性を明らかにし、効果的な保全策を立案&実施する。

髙橋先生の研究を詳しく見る