人間科学部

環境科学研究室

張野 宏也教授

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  • 化学物質
  • 水質汚濁
  • 浄化

下水道普及率が100%近くなったと言えども、大量の化学物質の使用や下水処理場の処理能力を越えた大雨等により私達の身の回りの環境が、見た目以上に汚染されています。身近な池、川、海がどの程度汚染されているのか、環境に優しい方法で改善するにはどのようにしたらよいのかを研究しています。

池、河川および海域は過去に比べてきれいになったように思えますが、詳細に見ると、水質汚濁がひどく悪臭のする池や河川、化学物質に汚染され岸壁に生物相がほとんど付着していない海域が多々存在します。

本研究室では、池、河川および海域へ実際に出向き、水、泥および生物等を採取し分析することで、水質汚濁の要因の解明や化学物質の水環境中での動き、魚介類などへの濃縮について調べています。

さらに、食品等の廃棄物を無酸素下高温で燃焼することで作成した炭や、水草等の植物を用いて、環境に対して負荷の少ない水質浄化方法について研究を行なっています。

張野 宏也 教授 HARINO Hiroya
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  • 専門分野 環境科学
  • 学位   農学博士
  • 研究室  理学館 23室
  • オフィスアワー 火曜日 12:30~13:15

【受験生の方へ】

高校時代に理系の科目が不得意であった学生さんでも、環境問題に興味をもち、フィールドに出向くことが好きな方は大歓迎です。現在の汚染状況を自分の目で確認し、地球の環境を守るためにはどのようなことをすればよいのか考えてください。