自然環境教育学研究室
三宅 志穂教授

未来につながる自然と人との良い関係性を追究します。人が自然についてどのような関心をもち,理解してきたのか,意識と学びのプロセスに着目します。自然をとりまく情報を共有したり,次世代に継承するプログラム・イベントのあり方も重要な観点になります。


この研究室では,現代社会における自然環境と教育の諸課題を,文献調査とフィールドワーク(現場調査)から学びます。そして,伝え方のデザイン(コンテンツと手法)を検証します。学外の地域教育施設(博物館、動物園など)と連携・協同したイベントの企画・実践や環境意識向上アプリの活用といった手法も取り入れて,自然への関心・理解を広げたり深めたりする教育活動やプログラムをデザインします。学内外のさまざまな人と出会いながら,社会と学術に貢献する研究活動に取り組みます。
研究活動を通して,学生のみなさんが豊かな自然観を備えた大人に成長することはもちろん,自然と人との営みを次世代に継承するノウハウとスキルの習得ができます。これらは例えば,地方自治体や学校で求められる街づくり,人の育成に関連する仕事に役立ちます。

- 専門分野 科学教育,理科教育学, 環境社会学
- 学位 博士(学術)(神戸大学)
- 研究室 ジュリアダッドレー館4階
- オフィスアワー 火曜5限(来室の際は事前に連絡下さい)
【受験生の方へ】
自然とわたしたちの未来のこと,一緒に考えてみませんか。
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研究主題・研究業績を見る
<研究主題>
1. 自然と社会の持続可能性
例)サスティナビリティ(Sustainablity)
2. 社会教育施設(博物館,動物園など)が展開する環境保全教育活動
例)エンリッチメント(Enrichment),行動展示,バイオダイバーシティ(Biodiversity)
3. 学校の理科や環境教育のコンテンツとコンセプト
例)科学的リテラシー,地域資源の活用
4. 環境先進国の環境教育政策
例)シティズンシップ(Citizenship)、
科学コミュニケーション(Science Communication)
<研究業績>
researchmap(リサーチマップ)を参照してください。
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卒業論文題目
(一例)
野生動物の保護・保全を目的とした普及活動に関する現状と特質(日本科学教育学会研究会にてポスター発表)
アメリカNSTAとCBCによるOutstanding Science Trade Books for K-12のカテゴリの特色(日本理科教育学会近畿支部大会にて口頭発表)
サイエンスコミュニケーション研究の動物園におけるケーススタディ:天王寺動物園のゾウをモチーフにした環境絵本の試行的開発と実践(日本科学教育学会研究会にてポスター発表)
写真投稿アプリによる『My行動宣言』の促進〜女子大生を対象にして〜