人間科学部

「院生座談会」を開催しました

臨床人間科学分野の博士後期課程を経て現在は正規職員としても勤務中の本学修了生をお招きし、大学院 須藤ゼミと心理系キャリアサポートルームの共催で「院生座談会」を開催しました。ゼミの垣根を超え、10名の院生(博士前期課程1,2年生)が参加しました。

学部生~博士前期課程~研修生~博士後期課程~就職と、そのとき何を考え、感じていたのか、振り返っていただきました。また、非常勤・常勤の職場環境や臨床活動、研究活動についてもお尋ねし、大変だったこと、今だから思うことなど、丁寧かつ率直なお話を聞かせていただくことができました。

参加した院生にとって、この先、心理専門職としてキャリアを積んでいくにあたり、どのようなプロセスをたどることになるのか、迷いながら試行錯誤し、自信をつけていく過程を、先輩の体験談を聞くことで具体的なイメージを持つ機会となったことと思います。

後半の質問・感想タイムでは、「大学院生の頃は先輩も同じように感じていたことがわかって、少しほっとした」といった感想や、「研究テーマをどのように決めましたか」「常勤と非常勤では、どういった違いを感じますか」といった質問などが出され、一つ一つ親身に答えてもらいました。

慌ただしい院生生活の中で、その時々の取り組みや感じたことを言語化し、シェアする場というのは、案外少ないのかもしれません。院生にとって貴重な機会となったことと思います。
今後も、院生と学部生、修了生と院生など、学年を超えた交流の機会を設けていきたいと考えています。