須藤春佳 人間科学部教授と、Janine Shelby氏(UCLA，2016年度めぐみ客員教授)、同学部の研究チームによる、日本のプレイセラピー実践に関する研究調査が、国際誌「International Journal of Play Therapy」に掲載されました。

　プレイセラピーとは、主に子どもを対象とした遊びを通じて行う心理療法ですが、この研究では、国内のプレイセラピー実践者を対象に、プレイセラピーの実践現場、教育、オリエンテーション（学派や技法）、訓練の実際に関する実証的調査を行い、得られた結果をもとに現状と課題について考察しました。
日本のプレイセラピー実践の特徴を海外に紹介した貢献は大きく、「子ども中心療法」アプローチや折衷的なアプローチが優位な日本の現状を、文化的基盤と絡めて考察しました。

　＊この研究は、2017年度　神戸女学院大学人間科学部教育研究助成金を受けて実施されました。
Sudo H, Shelby J, Kuniyoshi T, Ishitani S, Tsuruta H, Kobayashi T. (2023) “Play Therapists in Japan: Training, Methods, Practices, and Perceptions” ,International Journal of Play Therapy, October 2023, 32 (4), p 218–229

DOI: 10.1037/PLA0000205
ISSN: 1555-6824
(ovid.com) https://oce.ovid.com/article/00063904-202310000-00003/HTML