人間科学部

児童発達支援.放課後等デイサービス施設「親どりこんこん」様にて 公認心理師・臨床心理士となるための実習を行いました

実習風景(スタッフとの打ち合わせ)

神戸女学院大学大学院、人間科学研究科の臨床心理学分野では公認心理師と臨床心理士の2資格を取得できる養成カリキュラムを設置し、心のケアのスペシャリストの育成を行っています。
今般、「親どりこんこん」様のご協力を得て、公認心理師、臨床心理士を目指す院生のうち、3名の実習を行わせて頂きました。

親どりこんこん様は、神戸市委託の児童発達支援・放課後等デイサービス施設で、発達の特性のあるお子さんを対象に、独自に工夫された療育プログラムを展開し、大きな成果を上げて来られている施設です。
ここ数年で、次々に新しい事業所を開設されるなど、ニーズも非常に高く、そのようなすぐれた施設で、本学実習生は療育の実際や子どもを受け容れる姿勢に直接触れさせて頂きました。

大学での事後指導風景(ディスカッション)

実習時期が8月~9月となったこともあり、院生は通常の療育だけでなく、「夏のイベント」や「避難訓練」といった特別なプログラムにも参加させて頂き、発達特性のある子ども達が集団行動により適応しやすい指示の出し方、枠組みの作り方などを含め、「生活の中で、暗黙の了解となっている事項を特性のある子どもたちにどのように理解してもらうか」という療育の重要な役割について、専門家としての立場だけでなく、“人としてどう向き合うべきか”と言う観点からも学ばせて頂くことができました。

親どりこんこん様の施設内風景

このような全人的な取り組みをしておられる素晴らしい実習の場を提供してくださった、所長の小笠原真巳先生、実習指導者の番城拓哉先生はじめ、スタッフの皆様にこの場を借りて心より御礼申し上げます。

親どりこんこん様 パンフレット