人間科学部

西宮市西宮浜公民館 地域学習推進委員会講座にて國吉教授が講演を行いました

8月25日(金)西宮浜公民館において地域の方々を対象に、本学人間科学部 國吉知子教授が「~CARE~人間関係を良くするスキル 家族ともっと仲良くなる方法」のテーマで講演を行いました。

CARE (Child -Adult Relationship Enhancement:子どもと親の絆を深めるプログラム)とは、米国シンシナティ病院で開発されたペアレンティングプログラムで、日本でも児童相談所をはじめ、多くの機関で推奨されてきています。
CAREは、本学で國吉教授が実施しているPCIT(Parent- Child Interaction Therapy:親子相互交流療法)など、エビデンスのある養育者支援のセラピーの知見と理論に基づいて構築されました。
今回の講座では、子どもと接するすべての大人に有益な、子どもとの関係改善に有効なスキルを体験も交えて学んで頂きました。

本来のCAREワークショップはフルで実施すると4時間程度かかる内容ですが、今回は最重要スキルをコンパクトに解説。ロールプレイや遊びのワークも交えた分かりやすい楽しい内容で、受講者の皆様の積極的なご参加により、会場は終始笑い声と活気にあふれた学びの時間となりました。
CAREは幼児だけでなく、思春期の子育て中の親御さんにも役に立ち、地域で幅広い年代の子どもの支援に携わっておられる参加者の方々からも大変好評を得ることができました。CAREを知って頂く良い機会を頂戴し、ご準備くださった地域学習推進員の皆様はじめ、ご関係の方々に心より感謝申し上げます。

西宮浜と本学は「地域造りリーダー養成プログラム」をはじめ、様々な連携活動を行ってきております。講座には、長年上記プログラムにご尽力くださっている、西宮市教育委員会の足立年樹先生もご参加くださいました。
これからも、西宮浜地区と本学との豊かな交流が続き、さらに“絆が深まる”ことを心より願っております。