人間科学部

「心理演習(教育、福祉の連携・協働ワーク)」授業紹介

心理・行動科学科では、4年生を対象とした、公認心理師科目「心理演習」を対面にて行っています。

心理演習は公認心理師資格を有し、心理学的支援に関する実務経験のある教員3名が担当しています。学生は心理学的支援に関する知識・技能の基本的な水準の修得を目的として、医療、福祉、教育等の領域における、事例検討やロールプレイを通じて、学びを深めています。

石谷先生のご担当の授業では、グループに分かれて教育や福祉領域における連携と協働に関する役割体験のワークを行いました。

教育領域では、中学校に赴任したスクールカウンセラーの事例を取り上げました。生徒に関わる担当教諭や養護教諭、母親、スクールカウンセラーからは、生徒の問題がどのように見え、何をスクールカウンセラーに期待するか、スクールカウンセラーとしては何かできるかをグループで考え、全体共有しました。
役割体験を通して、生徒の問題を多角的に捉える大切さ、組織のなかで連携と協働することにおいて、心理師の果たす役割や陥穽について学びました。