国家資格公認心理師への対応について

公認心理師養成に対応した新カリキュラムが始動。
公認心理師と臨床心理士のダブルライセンス取得も可能に。

公認心理師と本学の新しい学び
 公認心理師とは、国民の心の健康を保持・増進するために、保健医療、福祉、教育、その他の分野において、質の高い心理支援を提供することを目的として制定された心理専門職初の国家資格です。厚生労働省・文部科学省共管のもと、2017年9月に公認心理師法が施行されましたが、本学の人間科学部心理・行動科学科では、学科をあげて公認心理師養成カリキュラムの開設準備を進めてきました。そして2018年4月より、本格的な養成教育が始動しています。原則として学部4年間、大学院2年間の所定カリキュラムを修了することで、受験することができます。これによって公認心理師の資格取得をめざすことはもちろん、既存の臨床心理士との二資格取得も可能になりました。
現学部生の資格取得について
 2017年度に本学の学部または大学院に在籍していた学生は、科目の読み替えによる特例の経過措置があります。それらを取得し、大学院に進学して所定の科目を修得するか、認定施設で数年の実務を経験すれば、公認心理師の国家試験を受験することが可能です。また、大学院修了生も読み替えができれば受験でき、心理的支援の仕事をしている現任者も一定の条件を満たせば受験できます。ただし、他大学の心理学部以外から本学大学院へ入るなど、科目が読み替えられない学生は受験できません。
臨床心理士について
 心理学などの専門知識に基づいてカウンセリングや心理療法などを担う臨床心理の専門職であり、文部科学省の監督のもと、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。約30年の歴史と実績があり、現在3万人以上の有資格者がいます。事件、事故、災害などにおける心のケアやスクールカウンセラーで注目されており、公認心理師よりもカウンセラー色が強いといえるでしょう。大学院の所定カリキュラムを修了し、認定試験に合格することで取得できます。また、公認心理師の資格は更新はありませんが、臨床心理士の資格は5年に一度資格更新の審査があり、一定の質が担保されています。
学生の皆さんへメッセージ
本学は、これまでに多くの臨床心理士を輩出してきました。活躍の場は、医療機関、スクールカウンセラーはもちろん児童相談所や養護施設、少年鑑別所や少年院、警察や自衛隊などにまで広がり、ニーズ も年々増加しています。心理専門職初の国家資格である公認心理師は、それと同じように、あるいはそれ以上に、幅広い分野で活躍することが期待されます。本学では、ダブルライセンスの取得も視野に学生の皆さんをしっかりとサポートし、専門知識や技術の養成はもちろん、人間として成長できる教育を心がけていきます。