人間科学部

質量分析計が導入されました! 【西海ゼミ】

質量分析計とは、分子1個当たりの質量を精密に測定できる精密測定装置で、ng(ナノグラム)やpg(ピコグラム)オーダーという極微量の分子であっても分析が可能です。

 

今回、それぞれ装置の特徴が異なる2種類の質量分析計(ガスクロマトグラフ質量分析計・液体クロマトグラフ質量分析計)が、環境・バイオサイエンス学科に導入されました。

ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)は、ガスクロマトグラフ (GC) と質量分析計 (MS) とを連結した装置で、GCでは気化した混合成分を分離し、MSではGCから溶出した成分をイオン化した後に分離・検出します。液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS)は、液体クロマトグラフ(LC)と質量分析計 (MS) を接続して使用します。LCでは溶液中の混合成分を分離し、MSではLCから溶出した成分をイオン化した後に分離・検出します。

↓ガスクロマトグラフ質量分析計

↑液体クロマトグラフ質量分析計

これらの装置を使用すれば、薬品、薬物、農薬、生体成分、食品成分など様々な分子の測定が可能であり、1回の測定で数十~数百種類の分子をまとめて分析することもできます。

質量分析計は環境分野、医学分野、食品分野など様々な研究分野で活躍している精密分析装置であり、これらの装置の導入により、環境・バイオサイエンス学科の研究の更なる発展が期待されます。