人間科学部

キャンパスの森にアオバズクがやってきました【植物生態学研究室】

 先週の「自然観察入門」の授業でアオバズクが観察されました。
アオバズクは小型のふくろうの一種で、夜活動して昆虫などを食べます。
熱帯で冬を過ごし、日本各地の里山に夏やってきて大木の洞などで営巣しますが、近年数が減っていて
全国の都府県で絶滅危惧種に指定されています。
岡田山キャンパスには例年5月の終わりから6月上旬に飛来し、夜になると「ホッホ、ホッホ・・」といった声が聞かれますが、
しばらくするとどこかへと去って行きます。

 谷門の森で偶然見つかったこの2羽は、高さ20 mほどの森の茂みでひっそりと羽を休めていました。
昼間はじっと動かないので夕方の授業でも観察できましたが、翌日はもうそこには居ませんでした。
学生たちも珍しいふくろうに見入っていて、双眼鏡とスマホを使って器用に写真を撮ったりしていました。
広大な森が残る神戸女学院の岡田山キャンパスには様々な動植物が生息・生育し、都会のオアシスとして地域の生物多様性保全や自然環境保全に寄与しています。

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受講生が双眼鏡とスマホで撮ってくれたアオバズク。

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望遠カメラで撮ったアオバズク。右が、左がと思われる。

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授業の様子。「自然観察入門」は全学の学生が受講できます。