6月24日（火）、心理学部心理学科の若佐美奈子准教授が、兵庫県立長田商業高等学校で「事例検討～情報共有のあり方・観察のポイント」と題して、教職員の方々に講演を行いました。
また、実際の事例を用いて、グループ討議の時間も持ちました。

高校の先生方が、様々な背景をもつ生徒さんに対して、きめ細やかな工夫や配慮をしておられる様子を、実際の事例を通してお聞きしました。
グループ討議では、生徒さんの行動や症状の背景にある心理や生い立ちについて理解し、アプローチの方法を具体的に考える時間となりました。

招へいいただくのは、今年で連続３年となりました。
生徒さんの状況は複雑で、明確な答えはないものですが、臨床心理学の知見が、教員の皆さんにある一定の共通理解を助け、安定して生徒さんを援助していかれることにつながればと願います。

参加してくださった先生方、ありがとうございました。