11月5日にオンラインで開催されました日本理科教育学会2022年度近畿支部大会にて、本学大学院人間科学研究科1年生の青木千紗さんが口頭発表を行い、優秀学生賞を受賞しました。

受賞対象となった研究発表は、「学校キャンパスにおける野鳥の生態の教材化の試み　高等学校理科での活用に向けた初歩的検討」です。

文部科学省が発行している高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説理科編理数編によると、生態学は生物基礎「(3)生物の多様性と生態系」および生物「(5)生態と環境」で扱われています。生態学は身の回りの環境から地域、さらには地球レベルの環境を扱うので、観察や実験に基づく学習が推奨されていますが、そうした実習的な内容は教科書では十分には取り入れられていません。したがって、本報告では学校キャンパスに生息する野鳥(すなわち鳥類相)を地域の自然環境の質を知る教材とするための、フィールドワークに基づいた初歩的な検討を行いました。

青木さんの受賞を心からお祝いするとともに、今後益々の研究のご発展を期待しています。

一般社団法人 日本理科教育学会

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