
CARE(子どもと親の絆を深めるプログラム)とは、PCIT(親子相互交流療法)などをベースに、米国シンシナティ子ども病院で開発された、子どもと受容的・共感的な良い関係を持つコミュニケーションスキルを習得するプログラムです。日本では2008年に導入され、児童相談所をはじめ、さまざまな対人援助領域で急速に展開されています。CAREは、子どもと関わるさまざまな現場で応用でき、ワークショップもロールプレイや楽しいアクティビティ、さらに、ユーモアあふれる映像資料を視聴しながら、プレイフルな雰囲気で進めて行きます。
今般、7月20日(水)に國吉教授(CARE™認定ファシリテーター)とアシスタントの神田有里子さんと岡本真穂さん(本学大学院修了生)による正規のCARE™専門家ワークショップが開催され、臨床心理学分野の大学院生に國吉ゼミの4年生、総計17名が受講しました。参加学生の満足度も非常に高く、和気あいあいとした互恵的な雰囲気の中で全員がロールプレイにも積極的に取り組み、無事、修了証を手にすることができました。参加した学生達から「早速、臨床実践やアルバイト先などで使ってみたい!」という声が寄せられています。
本学はCAREワークショップを学生対象に実施している、日本でも希少な教育機関です。ミッションステートメントに共感的人格の涵養を掲げる本学の教育理念にもCAREは合致しています。今回ワークショップを修了された方々が「愛神愛隣」の精神で、それぞれの持ち場でCAREの学びを活かし、より豊かな人間関係を育んでいかれることを期待しています!神戸女学院大学では、このように実践的な学びを学生の皆さんに随時提供しています。