人間科学部

授業紹介「心理学的支援法(3年生対象)」

「心理学的支援法」は、様々な現場での心理的援助において用いられる心理療法の技法やグループワークを体験する授業です。1クラスあたり10名ほどの受講生からなる少人数制の授業で、個々人が体験から感じたことや、心の中に湧いてきたイメージを大切にしています。

これらを体験することによって、心理療法で必要となる基礎的な力(「相手と関わりながら感じ、考え、相手のことを理解する」力)を身につけることができます。

今回は、カウンセリング実習のロールプレイを小グループに分かれて行いました。

※写真撮影したのは1月11日

どのようなクライエント(相談者)なのか、年齢、性別、相談内容、家族構成などを想像し、役作りから始めます。グループで話し合い、申し込み用紙にまとめた後、カウンセラー役、クライエント役、その様子を見守る役を順番に体験し、ディスカッションをしました。
受講生たちは、どのように話を聞いていこうかと緊張しつつも、これまでの授業で学んだことを思い出しながら、相手の気持ちに寄り添い、一生懸命カウンセラー役をつとめていました。

心理的援助において大切な援助者としての態度や、相談する人の立場や気持ちの変化について、体験的に学ぶ時間になりました。