人間科学部

4年生 心理演習(授業紹介③)


心理・行動科学科4年生を対象とした、
公認心理師科目「心理演習」は感染対策を講じた上で、対面にて実施しています。

心理演習は公認心理師資格を有し、心理学的支援に関する実務経験のある教員3名が担当しています。
学生は公認心理師に求められる、心理学的支援に関する知識および
技能の基本的な水準の修得を目的として、オムニバス形式で
医療、福祉、教育等の領域について、ロールプレイや事例検討を通じて、学びを深めています。

今回の授業では、現代における養育者支援の必要性と、
その主要な技法の一つとして「PCIT(親子相互交流療法)」を
取り上げ、具体的に学びました。

PCITとは親子同室のプレイセラピー(行動療法)で、
別室にいるセラピストがイヤフォン越しに親に直接コーチするのが特徴です。
PCITでは親の養育スキルの獲得、子どもの行動変容、
親子関係の強化、親の権威の回復を目標としています。
 

本学の心理相談室では関西で初めて2013年からPCITを行っています。
学生たちはPCITの概要について学び、またロールプレイを通して、PCITで使用するスキルを実際的に学びました。

本学のオウンドメディア「わからないから、おもしろい。」で
人間科学部心理・行動科学科教授の國吉知子教授が
PCITについて詳しく解説されていますので、そちらもぜひご覧ください。
親子が一緒にライブでセラピー?子育ての悩みに効くと話題のPCIT(親子相互交流療法)とは