人間科学部

4年生 心理実習(榎坂病院)

公認心理師資格に関連する「心理実習」授業では、
年間を通して、8か所の外部実習を予定しています。
 
7月6日、コロナウイルス感染拡大の影響により、初めての試みとして、医療法人松柏会「榎坂病院」とZoomで繋ぎ、実習を遠隔で行いました。

まず精神保健福祉士の大塚先生に、榎坂病院の概要や地域との関わりをご講義いただきました。
榎坂病院の特徴として、精神保健福祉士・臨床心理士・公認心理師が専門領域に限らず、担当の患者さんのケースワークを行っていることなどをお話しいただき、貴重な事例もご紹介いただきました。

 次に、公認心理師の石井先生から、ご講義いただきました。
以前に働いておられた職場と比較しながら、榎坂病院での公認心理師・臨床心理士としての役割や働き、心理検査・カウンセリングの実施について、貴重なお話を伺いました。
 
最後に、臨床心理士の服部先生から榎坂病院でのデイケアの概要や、デイケア活動における様々な工夫についてご講義いただきました。
またコロナウイルスの影響で今までできていた活動ができない等、デイケアの実施の難しさについてのお話も伺いました。

今回は、実際に榎坂病院にお伺いすることができませんでしたが、服部先生から院内のお写真を見せていただきました。
 
質疑応答の時間では、事前指導で学んだことや、それぞれの先生方からのお話を踏まえた質問が、実習生からたくさんあり、
服部先生、大塚先生、石井先生には、親身になってお答えいただき、たいへん充実した時間となりました。
 
大変お忙しい中、また遠隔実習というイレギュラーな実習にご対応いただき、
榎坂病院の服部先生、大塚先生、石井先生には心より感謝申し上げます。