突然ですがみなさんは「DNA鑑定」という言葉を
聞いたことはありますか?
ドラマやアニメなどで一度は耳にしたことがあると思います。
事件現場に髪の毛が落ちていると
それが容疑者のものと一致するかどうかを
鑑識さんたちが調べるものです。
犯人の特定にかなり有効な検査方法で知られています。
今回ご紹介する授業では、そんなDNA鑑定を
自分自身の体毛でする実習を行いました。
実習は2回に分けて行うので、
今回はDNAを抽出するところまでを
みなさんにお見せ出来たらと思います。
実験では、髪の毛だと太く、とても時間がかかるので
学生さんの手の毛10本分を髪の毛1本だと考えて
ピンセットで抜いてもらいました。
そこに毛を溶かす反応液、フェノール/クロロホルム、
100%エタノールなどの様々な液体や試薬を使用しました。
※危ない試薬を使用する際は保護ゴーグルを使用してます。
遠心分離して上に浮いた液をピペットマンで採取する
という細かい技術を用いることもあり
苦戦する学生もしばしばいましたが
それでも大丈夫です!
優しい先生がリカバリ―してくれます。
学生さん達は少し細かい作業にとまどいながらも
無事DNAを抽出することができました!
一番下の写真のエッペンの底のほうにある
白い物体が抽出したDNAです。
先生と助手さんたちみんなでわきあいあいと
グループで協力しながら実習を行い
全員成功してよかったです。
今回ご紹介した授業は2年生から履修できる
塩見尚史教授の「微生物学実習」でした。
DNA鑑定の続きが気になるかたはぜひ授業を受けにきてください♪