人間科学部

2018年度サイエンスキャンプを開催しました!

 3月26日(火)・27日(水)に、環境・バイオサイエンス学科主催の「サイエンスキャンプ」を開催いたしました。
 この企画は、高大連携協定締結高校の理系を志望する高校2年生の女子生徒を対象に、本学内で1泊2日で行われるものです。1日の体験実習では経験できない実験に取り組み、高校で履修している化学や生物が大学で研究を進める基礎として非常に重要であることを実感できるプログラムになっています。

 本年度も2つのテーマで実験実習を行い、20名の参加者がありました。

1つ目は、野嵜教授による「どんぐりの秘密」と「春の岡田山キャンパスでの自然探索」。ブナ科樹木の強さの秘密を、どんぐりを通して探るとともに、どんぐりのような果実ができる仕組みを季節の果物を用いて理解を深めたり、本学キャンパスの地域の生態系の保全について考えながら、早春の岡田山キャンパスを探索し、野鳥や樹木、草花が春を迎える様子を実際に観察しました。

 2つ目は、高岡教授による「自分の身体を化学的に調べてみよう」と「身近な食品を調べる-茶に含まれるタンニンの定量-」。実験に用いる機器を使って、自分たちの身体状態を測定し、細かな体組成、肌の水分量やバリア機能、毛細血管の観察、心拍測定による自律神経活動などについて調べたり、自宅で飲んでいる茶葉に含まれるタンニンを定量することで、食品の分析に必要な知識と技術について学びました。

 参加者の高校生は学内のゲストハウスに宿泊し、在学生や大学院生と、大学生活や理系で学ぶ楽しさについての懇談のときを持ちました。