人間科学部

応用生命科学研究室

塩見 尚史教授

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  • 生命科学
  • 細胞工学
  • バイオメディカルサイエンス

「応用生命科学」は、生命のメカニズムを応用して、健康や病気の治療に役立てる研究領域です。私たちの研究室では、生命科学の技術を健康や医療の分野に利用しようとしています。具体的には、食品成分や化学物質が、細胞の分化に及ぼす影響を調べ、肥満や老化の予防に役立てようとしています。

生命科学は、目覚ましい発展を遂げてきました。

遺伝子組換え技術に始まり、PCR技術やクローン技術、最近ではiPS細胞やCRSPRなどが話題になっています。そして、これらの技術は、「生命」という不思議な世界がどのような仕組みで築かれているのかを、少しずつ解き明かしてきました。

私たちの研究室では、ヒトの皮膚の細胞や脂肪を蓄積する細胞を使って、

(1)ヒトはなぜ老いるのか、そして若返ることはできるのか、

(2)脂肪を高速で分解し、肥満や糖尿病を予防するにはどうすればよいのか、

(3)アレルギーを抑制するにはどのようなものを食べればよいのかなど、

身近な課題に取り組んでいます。

私が子供のころは、ヒトが若返るということは絶対にありえないと思っていました。でも、現在の生命科学は、若返り薬すらも作ってしまうかもしれません。生命科学領域で、何か新しい発見をしたい人は一緒に研究しましょう。

塩見 尚史 教授 SHIOMI Naofumi
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  • 専門分野     遺伝子工学 、生物工学
  • 学位       博士
  • 研究室      理学館 9号室・22号室 
  • オフィスアワー  火曜日 12:30~13:00 
  • URL  https://researchmap.jp/read0052953/

受験生の方へ

生命科学の発展は目覚ましい発展を遂げていますが、どのような発展を遂げてきたのかについて「生命科学が解き明かす体の秘密」(大学教育出版)という本にまとめました。生命科学とは何かがわからない人、あるいはこれから生命科学を学ぼうという人は、ぜひ読んでみてください。きっと、生命科学で研究をしてみたいと思うはずです。